新築にないリフォームの楽しみ

1.マンション購入

仕事の都合もあり全国を転々としてきた私もようやく、一つ所に長く住み続けられる見通しがたってきたので、夏は灼熱、冬は室内でも息が白くなるアパートとお別れしたいと思うようになり、近くの不動産屋さんを訪れました。人の話を丁寧に聞いてくれる感じのいい担当者にあたったこともあり、子どもの学区内で予算内で買えるマンションを紹介されたので2日程考えて購入を決めました。

2.住めるけど煤けているのでスケルトン

購入したマンションは、築30年と古く、前の持ち主が一度もリフォームしていなかったので、ところどころクロスが剥がれフローリングもクッションフロアも凸凹です。キッチンの食洗器も壊れていたので、まるごと田原市でリフォームすることにしました。妻は大喜びでキッチン・クロス・浴室・トイレと次々にショールームをめぐり、私はその度に引きずられていきました。そうして出てきた見積を見て私は、「新築マンションが買えたな」とおもいましたが、妻は既に選んだものを手放す気はなく、そのままリフォーム工事に入ることになりました。

3.新築以上にできることがある

予想外のリフォーム費用でしたが多めにローンを申し込んでおいたので、支払いに窮することはなく、工事も順調に進みました。妻はリフォーム工事の最中も現場に何度も足を運び、職人さんにあれこれ質問をしていたようです。そして、待望の工事完了日、購入時に見た煤けた室内が全くの別物になっている様子を目にすることになりました。マンションとは思えないほどの広い玄関、家の中心に備えたキッチン、図面では見てわかっていたのですが、できあがると新築マンションでは味わえない満足感が溢れかえってきました。予算だけをみると新築マンションの方がいいかもしれませんが、マンションでありながら注文住宅のような感覚を味わえるリフォームを体験できたことは、私たちにとってとても楽しいものでした。